男性の育休期間はどれくらいが適切か。考えるべきポイントとは?

男性の育休期間はどれくらいが適切か。考えるべきポイントとは?
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「育休をできるだけ長くとりたい!でも、あまり長くとると会社に迷惑かけるし・・・」

育休を取得しようと決意した男性はみんなこのような悩みを抱えるのではないでしょうか。

女性が育休を取得する場合の期間は「(産休を含め)子供の予定日の2か月前から保育園に入れるまで」とほぼ機械的に決まります。対して、男性はどれくらいの期間で育休を取得するのかが自由が効くため、むしろ悩みの種になってしまいます

これは本当に悩ましい問題で最初に結論をいうと正解はありません。男性の育休期間を検討する際に考慮すべきことがいくらかあり、これらのバランスを考えて決めることが重要です。

この記事では、私が実際に育休を取得した際にどう考えたのかを紹介します。これから育休を取得する男性の方の参考になれば幸いです。

男性の育休取得期間の平均は?

私がどれだけ育休を取得したのかよりも前に、まず、日本の平均をみてみましょう。厚生労働省が29年度に調査したデータを公開してくれていました。これによると育休取得日数の全国平均は13.1日です。

引用:労働者アンケート調査結果(平成29年度)|厚生労働省委託調査

コマ
2週間ちょっととか短すぎる!と思いましたがみなさんはいかがですか?人によって意見がわかれるところだと思います。

私の育休期間は3か月間。その理由は?

私は3か月間の育休を取得しました。どうして3か月にしたのか、赤ちゃん・妻・会社の面から考慮したので順にそれぞれ書いていきます。

赤ちゃんの1か月検診を終えるまで

赤ちゃんに無理をさせないためには最低1か月は育休を取得する必要があると思います。

赤ちゃんは基本的には1か月検診を迎えるまでは外出はしないほうが良いとされています。もし1か月検診よりも前に夫が復帰すると、家には妻と外出できない赤ちゃんのみになるので妻は日中に買い物にも出かけられません。

それでも赤ちゃんが産まれた直後は何かと物入りなので、どうしても買い物が必要になってきます。その場合、赤ちゃんに無理をさせて外出することを強いる結果になってしまいます。私としてはこれは避けたいと考えました。

妻の体が回復するまで

妻の体は出産という大きなイベントを経験するので、元どおりの体に戻るまで少しの時間がかかります。妻の体が回復するまで最低でも1か月、できれば2か月は取得したほうがいいと思います。

出産後の6~8週間を産褥期と呼び、この期間に女性の体は妊娠・出産前の状態に戻ろうとします。この働きがキチンと行われて妻の体が元に戻るまでは、できるだけ体に負担をかけないことが大切です。さらに、妻は3時間おきに授乳をしているため常に睡眠不足です。

育休中に夫がもっともケアするべきは産後の妻の心と体調。男性は出産や授乳を経験することがないので想像しずらいですが、想像力を最大限に使ってその大変さをどれだけ想像して理解できるかが鍵と考えます。

日本では昔から産後の妻を安静にさせてあげており、3週間後に「産後の床上げ(とこあげ)」して家事や仕事を徐々に再開しはじめます。これをとって考えてみても、産後の3週間は家事をすべて夫がやるくらいのつもりがちょうどいいと思います。夫が復帰したら、育児と家事のほとんど妻が担うことになります。普段、家事をやらない夫でも3週間くらいなら頑張ってみましょう!家事の大変さを体験しつつ、家事力をアップできるちょうい良い機会だと思います。

会社に復帰する計画を立てられるように

最後に会社についてです。育休前と同じように働きたいと考える場合、復帰したときの仕事の計画を描けることが重要です。

どういうことかとういうと具体的には、育休に入るまでに上司とよく話し会って、自分が担当する業務について「育休中、誰にどのように引き継いでもらうのか」「育休を明けたら自分はどのように復帰するのか」明確にしておくことです。

これらが不明確なまま育休に入ってしまうと、復帰の仕方を会社に一任したようなものですから、自分が望まない業務にアサインされたとしても文句を言えません。もしかしたら会社は自分以外のメンバーでチームを構成してしまい、復帰後に同じ業務へと戻ることが難しくなってしまうかもしれません。

育休をあまり長く取得しすぎると復帰したときの計画を描きにくくなってきます。仕事の内容にもよりますが、私の場合はこれが3か月でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。育休を取得する期間について赤ちゃん・妻・会社の面から考えてみました。ちなみに我が家は両親とは同居しておらず、実家も県外のため両親のサポートを期待できない状況でした。

もしかしたら、両親が同居していたり、妻の母親が手伝いに来てくれる場合などは考え方がまた違ってくるかもしれません。しかし、そういう場合でもできれば夫は育休を取得して家事・育児を積極的に行なったほうがいいと思っています。夫の家事力・育児力を向上しておくと、今後の人生でいざというときに役に立つはずです。

コマ
私は3か月の育休を取得しましたが、本当のことをいうともっと取得したかったです。

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