男性は育休取得をいつ上司に伝えるべきか。それは『今』です。

男性は育休取得をいつ上司に伝えるべきか。それは『今』です。
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こんにちは。コマ(@tomoraku-life)です。

男性サラリーマンの方、育休取得の希望をいつ会社の上司に伝えるべきか悩んでいませんか?

この記事で伝えたいことは以下です。

この記事のポイント
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  育休取得の希望を上司に伝えるのは「早ければ早いほど良い」
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私は育休を2回取得した経験があり、いずれも半年以上前には育休の希望を上司に伝えました。その結果、比較的スムーズに育休取得の準備ができたと考えています。

男性は育休取得をいつ上司に伝えるべきか。それは『今』です。

男性サラリーマンが育休を取得する場合、まずは上司に育休取得する意思を伝えます。私はこの意思を伝えるタイミングは1日でも早いほど良いと考えています。

以降では、その具体的な理由を説明します。

なぜ今すぐにでも伝えた方が良いのか

上司が無理のない計画を立てられらるため職場への負担が下がる

すぐにでも育休取得の意思を伝えた方が良いもっとも大きな理由は「職場への負担を下げる」ことです。

管理職である上司は、人員配置を考えることがその役割の1つです。上司は部下が育休を取得する場合、その抜けた穴をどう埋めるかを考える必要があります

上司は部下が育休を取得することを早く知れるほど、穴を埋める手段の選択肢が増えます。期間に余裕があれば「他のチームから人員を融通する」とか「案件の提案のペースを下げて仕事の絶対量を減らす」などです。

逆に、部下から「来月から育休を取得したい」といきなり言われたらどうでしょうか。1か月じゃ人員も補充できないし、案件も提案済みだったります。これはもう、「既存のメンバーに残業して頑張れ」とブラックな選択肢しかなくなってしまうかもしれません。上司だけでなく、職場のメンバーにも多大な迷惑がかかります。

育休取得者ができるだけ早く上司に連絡することで、上司は負担のかかない形で穴を埋めることができるようになります

出産が近づくほど準備や手続きで忙しくなる

出産が近づくにつれて、赤ちゃんを迎えるために自分や妻もだんだんと忙しくなってきます。余裕がある「今」のうちに会社への連絡しておいた方が良いです。

出産が近づくと、出産の準備とか赤ちゃんを迎える準備、赤ちゃん名前を考えたり、産婦人科に通う回数も増えてきます。さらに、妻のお腹が大きくになるにつれてだんだんと動けなくなってくるため、夫が家事する割合も増えてきます。

一番余裕があるのは「明日」より「今」です。今のうちにやれることはやっておきましょう。

先延ばしをしても良いことがない

育休取得の希望を上司に連絡することを遅らせても、とくに何もメリットはありません。

冷静に考えれば、それだけでも今すぐにでも連絡した方が良いと思えるのではないでしょうか。

ただし、1つだけ先延ばしすると良い理由があります。それは『安定期』です。『安定期』よりも前に育休希望を申し出たものの、万が一に流産となってしまった場合、上司が抜けた穴を埋めようと動いてくれたことがムダになってしまいます。

どのように伝えるべきか

妻が妊娠したことと同時に育休希望を伝える

可能であれば、妻が妊娠したことと同時に育休の希望を伝えましょう。

理由としては、上司に育休希望の意思がより強いものであると印象を与えることができるからです。

私の場合も実際にそうだったのですが、育休取得の旨を上司に伝えると「育休を取らなくてもなんとかならないのか。考え直してみて欲しい」と考え直しを促される場合があります。(これ自体、かなり微妙なところなのですが。もっと育休が当たり前になって欲しい限りです。)

上司の立場になって想像してみて欲しいですが、「妊娠と同時に育休の希望を言われた場合」「妊娠の報告を受けてから1か月後に、改めて育休取得の希望を言われた場合」とでどちらが考え直してくれそうな余地があるでしょうか?後者ですよね。少なくとも1か月前は育休取得しようとは思ってなかったのですから。

妊娠と同時に育休の希望を言われた場合は、最初から育休取得の意思がハッキリしているため考え直しが効かなそうな印象を与えられます。

自分が抜けた後の穴の埋め方を一緒に考える姿勢をみせる

育休希望を伝えると同時かすぐ後に「自分が育休中に、自分の仕事をどうするのか」を提案した方が良いです。もちろん、この提案をベースに上司と実際にどうするのか詰めていくことになるので、完璧なものでなくても良いです。

どうしてこんなことをするかというと、育休取得を受け入れてもらえやすくなるからです。さらに育休から戻ってきた後の人間関係も良好になると思います。

この記事でも述べた通り、上司は部下が育休を取得するとその抜けた穴をどうするか考えなければなりません。これが結構大変なので、部下の育休取得を前向きに思えないのです。上司もこの大変さを一方的に押し付けられたままでは、心穏やかではないでしょう。私はこの上司の大変さを育休取得者が和らげることこそ重要と考えています。

どうしても上司に伝えるのに二の足を踏んでしまう

ここまで説明してきたとおり、育休を取得する場合は「今すぐにでも」上司に連絡するべきなのですが、そう言っても二の足を踏んで先延ばしにしてしまうかもしれません。

実際に私も上司に連絡するには勇気が必要であり、なかなか伝えられませんでした。私の経験上、すぐに伝えられなかったのはなぜかと分析したところ、2つほど思い当たりましたので説明しようと思います。

自分自身が育休を取得することをハッキリと決断する

自分自身が100%で育休を取得することを決断できていないと、一歩を踏み出すことができませんでした。

私の職場でもそうですが、男性が育休を取得した前例がありませんでした。このような中、半端な気持ちでは育休の申し出は言い出すことができませんでした。

まずは自分自身が育休を取得する意思を100%で持つことが重要でした。頭で考えていても答えはでません。そこで、まずは妻に「育休を取得する!」と宣言してしまいましょう。そうすると、ほぼ間違いなく妻は喜んでくれます。この喜びが育休取得への決断を後押ししてくれると思います。

ちなみに、この時期では親にはあまり言わないほうが良いです。親世代は育休への理解が乏しく、経験上、微妙な反応しかしてこないので逆に決断を鈍らせる結果になってしまう可能性があります。

周りからの目が気になるが、むしろ気になるからこそ早く伝える

「育休を取得するとか言い出したら、周りからどう思われるだろう」と気になると思います。正直いって、気にならないというのは無理です。周りがどういう反応になるかは、言い出してみないことには分からないです。

ここで、早めに伝えることで悪い反応は減らせるということが重要です。

想像してみてください。同僚が「子供が生まれるため、半年後から育休とります」と言った場合と「子供が生まれるため、来週から育休とります」と言った場合で、どちらがキツイでしょうか。どう考えても後者ですよね。

子供が生まれたら「おめでとう」の一言も言ってあげたいですが、来週とかいわれたら流石に無理です。文句しかありません。逆に前者なら半年後ならそこまで実感が湧きませんし「準備しておけばなんとかなるか」とも思えます。

このことからわかるように、遅くなるほど周りの目はキツイものになるということです。周りの目が気になるからこそ、早く伝えましょう。

まとめ

この記事では上司に育休の希望を伝えるためのアクションプランとして、以下が重要であるとお伝えしました。

この記事のまとめ
  • 育休を取得することを自分自身でハッキリと決断する
  • 『安定期』に入ったら明日にでも上司に育休取得の希望を伝える

育休取得を希望するのはなかなか言い出し辛いものですが、ぜひ勇気をもって一歩を踏み出してみてください。

コマ
私は育休を2回取得しましたが、どちらも半年以上前に伝えたこともあってか、そこまでネガティブな反応はされませんでした。早めに伝えるのは本当にオススメします。