学資保険は不要!ジュニアNISAで投資がお得な理由

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毎日をらくーに過ごすことばかりを日々全力で考えているコマ(@tomoraku_life)です。サラリーマンで2児のパパです。

皆さん、子供が産まれたら

『学資保険って入るべきなの?』

って思ったことありませんか?またすでに入っているという人も多いんじゃないかと思います。私の周りにも入っている人がちらほらいます。

「子供の将来のために貯蓄しよう!」っていわれると「そうか、子供のためなのか!」って思ってついつい入っちゃうんですよね。

ちょっと強めにはっきりいいます。学資保険に入る理由は皆無です。

どうしてこんなことが言えるのか、順を追ってこの記事で説明していきたいと思います。

この記事を通してわかることは以下の通りです。

この記事のポイント
- 学資保険がいかにムダであるかということ
- その代わりのベストな方法がジュニアNISAの活用と積立投資であること

学資保険は必要か?答えは“不要”です

そもそも何のために学資保険に入るのか

学資保険に入る理由は、主に以下の2つだと思います。

  • 貯蓄目的:積み立てた金額に上乗せして戻ってくる
  • 保険目的:親の身に万が一があった場合に子供の学費を保険金で賄う

それぞれ分けて考えてみましょう。

貯蓄目的としてはリターンが小さい

ソニー損保の学資保険を見てみましょう。

約185万円の払い込みで約200万円に増加して返ってくるので、約15万円貰えることになります。15万円って、ちょっと嬉しい金額ですよね。これにつられて申し込む気持ち、分かります。

ただ、飛びつく前にちょっと考えてみましょう。

利回りで考えると10年間で8%です。投資をしてる人ならわかると思いますがリターンとしてはかなり低いです。東証一部の株式の平均利回りは1年で2.45%です。これは、10年間では複利込みで27.4%にもなります。

この差である約20%分くらいが手数料として保険会社に差っ引かれており、保険会社の株主への配当だったり、従業員の給料に充てられているわけです。

2019年5月現在、東証1部上場銘柄の有配会社(配当を実施している企業のこと)平均利回りは2.19%、加重平均利回りは2.45%。
引用:株式投資の平均利回りは何%?計算方法や目安などを投資初心者が知っておきたい投資の基礎知識を紹介
| MONEY TIMES

さらに、学資保険の説明のページをよく読んでください。

◎返戻率は上記契約例に基づき算出されております。ご契約条件によっては返戻率103.8%を下まわる場合があります。

なんと、15万円の増加を確約されてる訳ではないということですね。

保険目的ならばシンプルな生命保険の方が優秀

一家の稼ぎ手(多くの日本家庭では夫)に万が一があった場合に「子供の学費に困るかも・・・」という心配から学資保険に入ったほうがいいという方もいるかと思います。

しかし、ここでもいったん立ち止まって考えてみてください。

万が一に備える目的ですでに多くの人は生命保険に入っていますよね。この生命保険で十分なことが多いです。もし足りないという方は生命保険の掛金を増やせばオーケーです。わざわざ「子供の学費」と「生活費」の目的ごとに2種類の生命保険に入る必要性はまったくもってありません。そんなことしたら保険会社に払う手数料が増えるだけです。

多くの方は60歳くらいまでには子育てが完了するので、学資保険の満期までに死亡する可能性はかなり低いです。「学資保険」はそんな人を上手いこと生命保険に加入させるための保険会社の良くできた作戦です。

では、どうすればいいのか?

【貯蓄目的】積立投資をしよう

貯蓄目的(資産形成といった方がいいかもしれません)としてもっとも合理的なのは積立投資です。

中でも、手数料を限りなく抑えたインデックス型の投資信託がベストです。

私は楽天証券で以下の銘柄にそれぞれ毎月2万5000千円ずつ、合計5万円を積み立てています。毎月5万円までなら楽天カードで支払ることができ、楽天ポイントもついてさらにお得です!

なんと楽天ポイントだけで20年間で12万ポイント貰える計算です!これだけでも学資保険のリターンに迫る勢いとなっています。

「投資」ってちょっと大変なイメージがありますが、証券口座開設まではちょっと手間なものの、積立投資は一度設定してしまえば基本的にほったらかしで大丈夫です。

【貯蓄目的】NISA(小額投資非課税制度)を活用しよう

積立投資をする場合、得られた利益に対して基本的には20%の税金を取られます。NISA枠を利用することでこの20%の税金を支払う必要がなくなります。

NISAには3種類あるのでいずれかを選びましょう。それぞれ少しずつ異なりますが、この記事で伝えたい内容ではないのであえて説明しません。ネット上でいくらでも解説されているので別途調べてみてください。

  • NISA
  • つみたてNISA
  • ジュニアNISA

【保険目的】生命保険を見直そう

本記事では「学資保険」はムダだと主張していますが、子供が生まれたタイミングで保険の見直しはした方がいいです。

理由はシンプルに、子供が生まれると将来に必要なお金が増えるためです。

これへの対策として「学資保険」への加入ではなく**「すでに入っている生命保険の掛け金を変更」が合理的**だということです。保険の商品を増やせば増やすごとに、保険会社に支払う手数料が上乗せされている形になるためコスパが下がるからです。

まとめ

最後となりましたが、「学資保険」を頭ごなしに否定するわけではなく、銀行預金(定期預金含む)にお金を入れておくよりはだいぶマシだとは思っています。ゆっても8%のリターンがあるからね。

 積立投資 >= 生命保険 > 学資保険 > 銀行預金

この記事で説明したことをまとめると、やるべきことは以下の通りです。

  • すでに学資保険をしている場合は、解約するか可能な限り掛金を下げる
  • 楽天証券でNISAの口座を開く
  • 楽天証券で積立投資の設定をする

コマ
積立投資は始めるまでがちょっと手間ですが、始めてしまえば楽天ポイントもたまるしいいことづくめです。