SONY ウェアラブルネックスピーカー(SRS-WS1)を使用した感想
さてさて、SONYウェアラブルネックスピーカーSRS-WS1をご存知でしょうか?
この商品は2018年3月4日放送のアメトーク「家電芸人」で紹介され一躍有名・人気になりました。実は私も放送よりも以前からこの商品が気になっており、この度購入しました。
この商品のレビューをした記事はすでにたくさんあるので今更な感じはしますが、今回、私なりに2か月間使用した感想をまとめたいと思います。
特長は?
最初にSRS-WS1の要点だけまとめます。
こんな人にオススメ
- 夜中に映画やゲームをゆっくりと楽しみたい
- リビングで映画を観るときの臨場感をUPしたい
- 家事をしながらテレビを楽しみたい
メリット
- 長時間使用していても疲れない
- 遅延はまったくといってない
- 低音に合わせた振動で臨場感UP!
- 映画やゲームを大音量で楽しんでも、隣の部屋までは聞こえない
デメリット
- 音質はあまり良くない
- 外へ持ち出せない
- かなり音漏れする
利用シーン
まず、私が実際にSRS-WS1を使用しているシーンを紹介します。合計で1日2時間くらいは使用していると思います。
リビングで夜間にゲームをするとき
夜中、赤ちゃんを寝かしつけたあとにゲームをすることがありますが、このときに使用します。
SRS-WS1を購入する前はヘッドフォンやイヤフォンをつけていましたが、1時間もすると結構耳が疲れますよね。SRS-WS1は結構音漏れするので同じ部屋にいる人には聴こえてしまいますが、隣の部屋で寝ている赤ちゃんにまでは聴こえません。それなりの大きな音量でゲームを楽しむことができています。
ちなみによく遊ぶゲームはニンテンドースイッチの「スプラトゥーン2」と「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」です。とくにスプラトゥーン2はどこから敵が迫ってきているかを音で確認するためステレオ感が非常に重要ですが、これがすごく良かりやすいです。テレビのスピーカーでプレイするよりも勝てる気がしています。
それから、対戦型のゲームをする上で気になるところとして遅延も問題ありません。注意して聞いていても遅延を感じることはまったくありません。
リビングで映画を見る時
SRS-WS1はテレビを同時に音を出すことができます。テレビで普通に音をだして、さらにSRS-WS1を使用すると迫力がプラスされます。
SRS-WS1から聴こえてくる音よりも、テレビのスピーカーの方が音質は上なのですが、SRS-WS1を音量小さめで加えることで音に包まれている感じがしてサラウンド感が格段にアップします。さらに、SRS-WS1は低音の音量に合わせて振動する機能があるのですが、これがウーファー的な役割になります。 これは実際にやってみるとわかりますが、臨場感がすごいのでぜひ体験してもらいたいです。
家事をしながらテレビを見る時
我が家はLDKなリビングなので、キッチンで料理したり皿洗いをしながらテレビが見えます。しかし、コンロを使用していたり水道から水を出している時にはテレビの音がよく聴こえません。
そんなときにSRS-WS1があれば耳元から音が聞こえるので、はっきりとテレビの音が聞こえます。家事をしながらテレビを楽しめるようになりました。
利用しないシーン
ここからは逆に、SRS-WS1を使用していないことです。
音楽は聴かない
音楽を聴くのにはSRS-WS1は使いません。後述もしますが、音楽リスニング用のスピーカーやヘッドフォン・イヤフォンに比べてはっきりいって音質が良くないです。あまり音質にこだわらない人なら別にいいかもしれませんが、音楽を聴くのにあえてSRS-WS1を使用する理由が思いつきません。
外には持ち出さない
SRS-WS1は肩にかけるユニットのほかに送信機が必要です。この送信機はUSBから常に電源を取る必要があるので野外では基本的に利用ができません。
モバイルバッテリーを使用すれば野外でも使用可能だとは思いますが、そこまでするならワイヤレスイヤホンでいいです。さらにいうと、かなり音漏れするので電車では絶対使えません。
音質はそれほど良くない
率直にいうと音質が良い部類ではありません。普段、スピーカーシステムや音楽リスニング用のヘッドフォンで音楽を聴いているような人には物足りないです。音質のレベルとしては、iPhoneに付属でついてくるイヤフォン(EarPods)くらいだと思います。製品仕様としても1Wのアクティブスピーカーでありパワーも小さいです。
音楽用にはあまり向いていませんが、テレビ・映画を見たりゲームをするのには十分です。とくに映画とゲームに使用する場合において、低音に合わせた振動が心地よく、音質を超えた没入感が出るのでオススメです!
ベストはスピーカーシステムとSRS-WS1の同時使用です!スピーカーシステムの音質にプラスで、音に包まれる感覚、さらに振動による迫力が加わり最高です。ぜひお試しあれ。
かなり音漏れする
音漏れはかなりします。購入前は「そうは言ってもあまり気にならないくらいには小さいのでは」とも期待したものですが同じ部屋にいる人には普通に聞こえてしまいます。
ただ、隣の部屋までは届かないです。一人暮らしの方や、自室にて1人での利用あれば気兼ねなく利用できます。とくに自室で夜中に映画みたりやゲームをしたい人に向いています。
遅延はまったくといっていいほどない
「まったくない」といっても過言ではないです。試しに、電子ピアノに繋げて使ってみましたがまったく遅延を感じませんでした。楽器の音は0.1秒でも遅れようものならかなりの違和感を覚えるものですが、まったく問題なしです。
ゲームでも反射速度が重要なスプラトゥーン2に使っていますがこちらも全然問題ないです。
着け心地はとてもいい、何時間でも使っていられる
これは、いい!です。ヘッドホン・イヤフォンと違い、数時間を使っていても疲れることはないですね。肩に乗せるのですが、重量も気になりません。よほど重症でなければ肩コリの心配もないと思います。ヘッドホン・イヤフォンに比べてこれがこの製品の最大の特長だと思います。
他メーカーの似たような機種との違いは?
BOSEやJBLからも同じような商品が発売されています。
これらとの違いは利用シーンの違いです。
他の機種はBluetoothで接続できるので、スマホなどと連携することで屋外でも使用できます。テレビに接続するのが一工夫必要になるので、映画や据え置きのゲーム機との使用は向きません。さらにBluetooth接続は遅延が発生するのでスプラトゥーンなどの反射神経が必要なゲームには向かないでしょう。
SRS-WS1は送信機が電源を取る必要があるのでリビングまたは屋内での使用が主になります。
私としてはリビングでの使用を検討している方にはSRS-WS1をおススメしたいです。逆に、持ち運んで屋外で使用したい場合は他の機種を選択した方がいいです。ただし音漏れが激しいので電車やオフィスでの利用は厳しいです。たとえば、周りに人があまりいない公園で散歩とかでしょうか。
スマホの音を聞けるの?
可能です。有線の方法と無線の方法で2通りありますので、それぞれ説明します。
有線
メーカーホームページやブログ記事でもあまり説明がされていませんが、有線接続のためのケーブルが標準で付属されています。このケーブルをスマホのイヤホン端子に接続することでスマホの音を聞くことができます。
無線
こちらは、別途Bluetoothレシーバーを用意することで実現可能です。写真ではJPRiDE JPT1という製品を使用していますが、同様なものならばどれでも大丈夫だと思います。
スマホからはBluetoothレシーバーに接続します。 そして、Bluetoothレシーバーを送信機のステレオミニジャックに接続することで、SRS-WS1に音を飛ばすことができます。あらかじめ繋げておけば、普段はスマホからBluetoothレシーバーに接続するだけなのでほとんど手間はありません。
まとめ
色々説明してみましたが、私としては気に入っています!いまではリラックスタイムのお供です!夜中にテレビやゲームしたいけど周囲が気になり大きな音が出せなかったり、映画に更なる臨場感をアップさせたいような人に超オススメの製品です。ただ、全員に当てはまるわけでもないと思うので、ライフスタイルに合わせて使えそうだなと思ったら購入を検討してみてはいかがでしょうか。